男性客室乗務員 だからできる サービスがある。
力仕事や保安業務などでも力を発揮!
女性が9割以上だと言われる客室乗務員ですが、年々男性も増えてきています。国内線での乗務は早朝・深夜問わず1日3便ものフライトを担当することも珍しくなく、まさに体力勝負。業務ではお客さまの荷物の上げ下ろしをお手伝いしたり、機内販売品やドリンク・食事を収納したり、機内清掃をしたりと力仕事も多いので、男性客室乗務員の存在が喜ばれることも多いです。お客さまからも「男性の客室乗務員がいて安心感があった」とうれしい声をいただいたこともありました。
自分なりの「おもてなし」を考える楽しさ
ある時、奄美ー鹿児島便へ定期的に搭乗くださっているお客さまとお話しする機会がありました。いつも一緒に乗られるお子さまは大の飛行機好き。客室乗務員になるのが夢だそうですが、その日はお風邪で搭乗できなかったとお聞きしたのです。そこでお子さまのためにクルー全員でメッセージカードを書いてお渡ししたところ、後日お客さまとお子さまから感謝のコメントが届いたのです。マニュアルにはない行動でしたが、自分たちで考えたことがお客さまの良い思い出につながったのかと思うと、とてもうれしく思います。
英語以外も役立っている、学校での学び
乗務前・乗務中にかかわらず、外国籍のパイロットとの連絡やお客さまとのコミュニケーションなどで英語を使うことは多いです。英語はもちろん、ECC国際外語のエアライン関連のすべての授業が役立っていると思います。とくにアナウンスの練習が印象に残っており、自分では気づいていなかった方言を標準語に矯正でき、英語でのアクセント練習では聞き取りやすいアナウンスができるように。TOEIC®のスコアも在学中の3年間で850点まで伸ばすことができました。
客室乗務員の中には、過去にまったく違う業種を経験された方や学生時代にスポーツに取り組まれていた方など、さまざまなキャリアを持つ人がいます。私も学生時代からサッカーをしていますが、そこで学んだチームプレーは機内での仲間との連携に大いに生かされていると感じています。客室乗務員の仕事は、さまざまな経験を活かせる素晴らしい仕事。だからこそ学生の皆さんには興味のあることに積極的に取り組み、いろいろな経験をしてほしいと思います。そして私とともに男性客室乗務員として一緒に夢を追いかけられる仲間が増えてくれたら、こんなに素敵なことはありません。