キャンパスニュース

エコノミクス・スタディズ領域は大阪取引所へ出かけました。
寒風の中、古代友厚の銅像の前に集合。1階のアトリウムでは、刻々と変わる株価、為替、先物の価格などを示す大型ディスプレイと、大阪証券取引所建築（1935年）当時から引き継がれた歴史ある大理石やステンドグラスが迎えてくれます（見学の前日、テレビ事業の売却可能性を示唆したパナソニックの株価は上がっていましたが、さて、これからどうなりますか）。
取引所のスタッフの方のご案内で、5階のOSEギャラリーへ。今話題の金融リテラシーについて講義を拝聴しました。NISA、iDeCo、複利計算、投資信託、ハイリスク・ハイリターン、などなど、聞いたことはあるけれどきちんと知らないことを、丁寧に教えていただきました。講義後は、「お金貯めなきゃ」と尻に火がついている？教員の面々から質問が続出する始末（誰のためのフィールドワークだったっけ？）。「何から始めたらいいんでしょう？」という学生の質問に、講師を務められたスタッフの方から、「まず、就職してきちんと収入を得ましょう！」という、まさに本質を突いたお答えがありました。
展示物の見学では、株式や取引がコンピュータ化される以前の面白いエピソードを聞かせていただきました。銘柄名を示す工夫では、まつ毛を触ればは松下電器産業（現パナソニック）の「松」だとか、トランプを繰る仕草をすれば任天堂だとか、楽しいトリビアがたくさんでした。
展示物の中に、大阪取引所での大発会、大納会で鳴らす鐘がありました。参加した学生の中には、将来、起業して東京証券取引所に上場し、初値が付いて鐘を鳴らす人がいるのかもしませんね！