2022.04.20
こども教育
私の教師としての大失敗!!!「ももたろうのおべんとう」に想いを寄せて・・・!
教師としての大失敗
12年の教師生活の中の2年ほど
私は「特別支援学校」で天使たちと向き合ったことがある。
当時4歳の担任となりすっかり秋も深くなったころ
市の作品展に出品するために年中さんの幼児と作品作りに夢中になった。桃太郎が大好きなその子はいつも私と一緒に桃太郎さんの歌を歌っていた。そして、よく桃太郎ごっこもしたものだ。
散歩の時間に落ち葉や枝、草などを拾い
桃太郎の味方になる動物さんのために弁当を作ることを決めた。その子が決めたのではなく私が勝手に思いついたのだった。枝葉で彩られたおかず、市販の粘土をこねて出来上がったお団子さん。市販の綿や綿玉でのトッピング!これで「たくさんの動物さんが仲間になるね」と思い、出来上がったお弁当はどこか違和感があった。
やがて市の展示会が開かれた。たくさんの生徒・児童、園児の心のこもった作品に心打たれたが
私とその子が作った「桃太郎弁当」にはなぜか愛着を持てない自分がいた。私以上に愛着を持っていないその子は 「僕が作った弁当だよ」と去年みたいに、見に来たおじいちゃんとおばあちゃんに見せに行くことはなかった。お弁当の前に立った おばあちゃんは、「おいしそう」とだけつぶやいた。その寂しさを私は今でも忘れない。今でもこのお弁当の写真を見ると泣けてくる。
支援をしすぎない。子どもが主体であること。 子どもの発想をひきだすこと。 待つことの大切さ。 きれいなだけが作品ではない。 その時の一生懸命が一番輝いている
本日、こども教育コース3年生に、この駄作の授業をして、教育者としてのマインドを伝えました。
そして明日は一年生