国際ビジネスコース Business & Management専攻(留学生対象)/日本観光ビジネス専攻(留学生対象)(2018年度実施)
ビジネスマナー(サービス接遇検定対策)
ビジネスマナー(サービス接遇検定対策)
日本では「ビジネスマナー」は大切な商習慣の一部として広く共有されています。しかし、文化の違う外国人にとって、この日本特有のマナーをすぐに理解するのは難しい課題。この授業ではビジネスの現場で求められる立ち居振舞いや作法を、実践的に模擬授業形式で分かりやすく学べる授業です。マナーや作法だけにとどまらず、心の部分=「おもてなし」の精神を授業を通して育んでいきます。外国人にもわかりやすく説明ができるのはJAL国際線チーフパーサーを務めた経験を持つ辻先生だからこそ。授業を受けた留学生から「サービス接遇検定」や「おもてなし検定」合格者も続々誕生しています。
・模擬授業形式で実践的にマナーを習得 ・元JAL国際線チーフパーサーによる指導で、和の「おもてなし」を学ぶ ・検定合格者が続々誕生、資格取得にも役立ちます
-
今日のお題は「面接室での立ち居振る舞い」です。入室から退室までを一人ひとり模擬授業形式で挑戦。
-
教員を務める辻摂子先生はチーフパーサーの経験だけではなく、マナープロトコール協会の認定講師でもあります。おもてなしのプロが接遇のあり方を分かりやすく解説します。
-
コートのたたみ方や持ち方など、細部まで行き届いたマナーを実演も交えながら伝えます。
-
すぐに学生たちも持ってきたコートで実践。自らを動かすことで理屈ではなく身体で学んでいきます。
-
扉の開け方やカバンの持ち方など、学生の動きで気になる部分には辻先生の手本とともに動きの説明が行われます。
-
常に笑顔で学生たちの動きを見守る辻先生。失敗を恐れずに挑戦できる学びの環境です。
-
模擬課題を終えた人には、皆から大きな拍手が。「できた!」という達成感が学生のやる気を生み出していきます。
-
授業の後にインタビューを受けると聞いて、黄馨儀さんの髪を整える先生。留学生にとっては「お母さん」のような存在でもあります。
講師コメント
「この人の言葉なら信じられる・学びたい」と思ってもらえる信頼関係を築くことを大切にしています。」
外国人にはマナーは難しい部分もあるので、まずは興味を持ってもらうこと、理解できるように説明することも心がけています。模擬授業では、学生の意見や感想も取り入れて、一方的にならないように進めています。また自分の経験談などもいろいろな場面で積極的に話すようにしています。日本に来て、日本で働きたい、と考えてくださる学生には心から感謝しています。だからこそ、「先生の授業が役立った。元気で働いています」と言ってもらえるように、全力で伝え、支えていきたいと思っています。
辻先生
受講中の学生インタビュー
「先生に出会ったから、自分の進路も心が決まりました。」
もともと就職活動の経験がなかったことと、台湾のビジネスマナーがあまり細かくないので、この授業で日本ならではマナーをたくさん学んでいます。先生の授業はわかりやすいのですが、それ以上に授業中の言葉遣い、仕草、わたしたち学生への対応など、その全てが勉強になります。常に落ち着いて前向きに対応してくれる先生の姿勢にとても憧れます。もともと私は台湾では司法試験試験に合格して、裁判所で勤務していました。でも、ここで辻先生に出会えたことで、大学生のころから、ずっと心にあったCAになりたい気持ちがはっきりと形になりました。「こんな人になりたい!」と本気でCAを目指して動き出しています。先日サービス接遇検定2級も無事に合格できました。目標に向けてこれからも頑張ります。
黄さん
国際ビジネスコース Business&Management専攻
台湾