海外インターンシップコース【3年制】 ホテル専攻(2023年度実施)
「福島県視察研修」
チャリティカフェオープンへの第一歩
見て、触れて、感じて、学ぶ、“ふくしまの今”
海外インターンシップコース ホテル専攻の卒業年次生が取り組む、福島復興支援プロジェクト「Café Rapport(カフェ・ラポール)」。企画の立ち上げから当日の接客・運営まですべて学生たち自身で行い、3年間の学びを最大限に活かしながら一般のお客様をもてなします。毎年プロジェクトのキックオフ前には福島県を訪れ、現地の人々とふれあいながら学ぶフィールドワークを実施。地元高校生のお話を聞いたり、東日本大震災の被災地を訪ねたり、福島で活躍する実業家たちにお会いしたり…。最終日の知事表敬訪問では、視察研修で感じたこと、カフェオープンに向けた思いを自分たちの言葉で発表しました。
五感をフルに使いながら“ふくしまの今”を学び、決意を新たにした学生たち。福島の明るい未来を応援する一人として、大きな一歩を踏み出しました。
ここが注目ポイント
- 1 現地に足を運び五感で習得するアクティブラーニング
- 2 福島県の方々とふれあいながら“ふくしまの今”を学ぶ
- 3 カフェオープンに向けた熱い思いを語る、知事表敬訪問
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福島県立小名浜海星高校を訪れた学生たちは、漁師を目指す今井さん、増子さんと面会。同世代のお二人が語る、被災当時の状況、福島の漁業事情などにじっくりと耳を傾けます。
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大地震、大津波、そして原発事故により大きな被害を受けた、浪江町立請戸(うけど)小学校。福島県内唯一の震災遺構として、2021年から一般公開されています。
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お米由来のプラスチック「ライスレジン®」を製造しているバイオマスレジン福島。昨年完成したばかりの新しい工場でお話を伺いました。
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1日目に学生たちが宿泊した「やすらぎの宿 双葉の杜」。震災後、初めて浪江町内に建設されたビジネスホテルです。
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災害の“記録”と“記憶”を発信する「東日本大震災・原子力災害伝承館」。館内を見学後、スタッフの佐藤様とともに双葉町と浪江町でフィールドワークを行いました。
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川俣シャモの専門レストラン「Shamoll」で昼食。生産者の一人、川俣シャモファーム代表取締役の斎藤様も駆け付けてくださいました。
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観光農園「スマイルファーム」では、復興の花・アンスリウムの植替えとアレンジメントに挑戦。代表の谷口様、根本様にサポートいただきながら作り上げました。
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皇室御用達の老舗温泉旅館「かむろみの郷 穴原温泉 匠のこころ 吉川屋」。天保12年の創業時から続く、心温まるおもてなしを体験することができました。
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最終日に福島県庁で行われた、知事表敬訪問。地元のテレビ局や新聞社など多数のメディアが会場に駆け付ける中、学生一人ひとりが熱い思いを伝えました。
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内堀知事をはじめ、ECC国際外語の瀧山学校長、講師陣を交えた記念撮影会も行われました。掛け声は「福島だいすき!」
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2023年、福島県立美術館にオープンした「Curry dining bar 笑夢(えむ)」でランチ。名物のスパイスカレーを堪能しました。
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研修のラストは、JAふくしま未来と福島県観光物産館の視察。「Café Rapport」で販売する銘産品のリサーチを行いました。
講師コメント
「福島視察研修」は、カフェ・ラポールをスタートさせるにあたり、学生たちが福島のことを自分事として考えられるようになるための大切な機会です。
学生たちはこの3日間で率先していろんな方のお話を伺い、自分の考えをアウトプットしてきました。学内の授業だけでは育めない「主体性」を身につけることができました。またクラス全員で行動し、考え、会話を重ねたことで、クラスメイトからもう一歩踏み込んだ関係になり、良いチームビルディングの機会にもなったと思います。
13代目は卒業年次生が4名ということもあり、卒業生や下級生、グローバルホテルコースの留学生に協力してもらいながらの運営となります。スタッフへの感謝、13代目まで繋げてきた先輩への感謝、そして支えてくださる皆様への感謝の気持ちを持って取り組んでほしいです。
前川先生
受講した学生インタビュー
今度は私たちがお客様と福島をめぐり合わせる番。 カフェ・ラポールでたくさんのご縁を繋いでいきたい。
福島の魅力とともに現地のリアルな声もしっかり伝えて、一人でも多くのお客様に当事者意識を持ってもらいたいです。ラポールは私たちの卒業制作でもあるので、これまで学んだ技術を出し切って最上級のおもてなしができるように頑張ります!(左・橋本さん)
今回の研修で初めて知ったことがたくさんありました。今私たちが福島のためにできるのは、現地で感じたことを伝え続けることです。未来を背負う子どもたちにも届くようにしっかり発信していきたいです。(中央左・稲葉さん)
福島のイメージがどんどんアップデートされていった3日間でした。福島を知るためにはやはり実際に行くのが一番です。ラポールを通してひとりでも多くの方が福島に興味を持ち、現地を訪れてもらえたら嬉しいです。(中央右・沼田さん)
私はECC国際外語に入学したことで福島と繋がることができました。今度は私たちが、お客様と福島をめぐり合わせる番です。研修後も福島のことを学び、考え続け、たくさんのご縁を繋いでいきたいと思います。(右・濵名さん)
橋本さん
【大阪府】常翔学園高校出身
稲葉さん
【大阪府】花園高校出身
沼田さん
【大阪府】大阪成蹊女子高校出身
濵名さん
【大阪府】東住吉高校出身
海外インターンシップコース
ホテル専攻【3年制】