
単語は知っているのに意味がつかめない。何度聞いても聞き取れない。英語リスニングを頑張っているのにそんな壁にぶつかると、勉強方法が合っているのか不安になりますよね。
実は、リスニングが伸びない理由は勉強法にあることがほとんど。特に多いのが、聞くだけの学習に偏ってしまっているケース。
そこで重要になるのが、声に出す「シャドーイング」と、書き取る「ディクテーション」です。どちらも第二言語習得の考え方に基づいた効果的なトレーニング方法。
本記事では、リスニングが伸びない原因を整理しながら具体的な改善方法までわかりやすく解説していきます。
1.英語リスニングが上達しないのはなぜ?

英語のリスニングがなかなか伸びないと「自分には向いていないのかも」と感じてしまうかもしれません。ただ実際には、多くの場合原因は共通しています。やり方を少し変えるだけで、聞こえ方が変わることも珍しくありません。
まずは、なぜ聞き取れないのか。その理由を整理していきましょう。ここが分かると、これから紹介する学習法の意味も理解しやすくなります。
1.1 聞き取れないのは「音」と「処理」が追いついていないから
結論から言うと、リスニングが難しいのは「英語の音」と「意味の処理」が同時に追いついていないからです。
英語は、音がつながったり弱くなったりします。例えば「want to」が「ワナトゥ」や「ウォナ」と聞こえるように、知っている単語でも別の音に変化することが多い言語です。
さらに、聞きながら意味を理解するスピードも必要になります。音を認識するだけで精一杯になってしまうと、その先の理解まで進めません。
リスニングは「聞く力」だけではなく「処理する力」も必要です。この2つが揃ってはじめて、内容がつかめるようになります。
1.2 リスニング力は「聞くだけ」では伸びない
ここで大切なのが、リスニングは受け身の学習だけでは伸びにくいという点。
音楽のように流し聞きするだけでは、音の変化やリズムに気づくのは難しいもの。なんとなく聞いている状態では、脳がしっかり処理していないので変化が起きにくくなります。
だからこそ必要になるのが「自分も使う」トレーニング。声に出したり、書いたりすることで、初めて音と意味が結びついていきます。
次から紹介する方法は、その代表的なトレーニングです。
2.声に出す「シャドーイング」
リスニングを伸ばしたいなら、まず取り入れたいのがシャドーイングです。聞いた音をそのまま追いかけて発音するこの方法は、通訳教育や同時通訳トレーニングにも使われている実践的な学習法。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、正しい手順で取り組めば、高校生でも十分に効果を実感できます。
2.1 シャドーイングとは
シャドーイングとは、流れてくる英語の音声を聞きながら、少し遅れてそのまま発音する練習方法です。
ポイントは「聞いて終わり」ではなく、「聞きながら口に出す」こと。耳と口を同時に使うことで、音の特徴やリズムが体に入っていきます。
2.2 シャドーイングのやり方
基本の流れはシンプルです。まず音声を聞き、内容を確認します。そのあと、スクリプトを見ながら音を追いかけて発音。慣れてきたらスクリプトなしで同じように繰り返します。
いきなり完璧を目指す必要はありません。最初はついていけなくても、少しずつ音に慣れていくことが大切です。1回3分でも短い音声を使って今日からすぐ始められます。
2.3 シャドーイングの効果
シャドーイングの一番の効果は、「音のつながりやリズムに気づきやすくなる」こと。
英語特有の音のつながりやリズムを自分の口で再現することで、これまで聞き取れなかった部分に気づけるようになります。結果として、リスニングの精度が上がっていきます。
さらに、発音やスピーキングにも良い影響があるのも特徴です。
2.4 コツと注意点
うまくいかないときは、音声のレベルを見直すことが大切です。難しすぎる教材では、ただ追いかけるだけになってしまいがち。
また、聞こえた通りに発音する意識を持つこともポイントです。意味よりもまず音に集中すると効果が出やすくなるでしょう。
3.書き取る「ディクテーション」

シャドーイングと合わせて取り入れたいのがディクテーションです。こちらは、聞いた音を書き取るトレーニング。自分の弱点をはっきりさせるのに役立ちます。
3.1 ディクテーションとは
ディクテーションは、音声を聞いてそのまま英文を書き取る練習方法です。
一語一語を正確に聞き取る必要があるため「なんとなく分かる」を「正確に分かる」に変えていくトレーニングになります。
3.2 ディクテーションのやり方
短い音声を使い、1文ずつ止めながら書き取っていきます。書き終えたらスクリプトを確認し、間違いや聞き取れなかった部分をチェック。
この「答え合わせ」がとても重要なポイントです。
3.3 ディクテーションの効果
ディクテーションの強みは、弱点がはっきり見えることです。
聞き取れなかった単語、スペルを間違えた部分、文のつながり。こうしたポイントが具体的に分かるため、次にやるべき対策が明確になります。
3.4 コツと注意点
最初から長い文章に挑戦すると負担が大きくなります。短いフレーズから始めるのがコツ。
また、「聞き取れなかった部分をそのままにしない」ことが重要です。なぜ聞けなかったのかを確認することで、学習効果が高まります。
4.まとめ
英語リスニングは、ただ聞いているだけでは大きく伸びません。大切なのは、音を「声に出す」「書く」「確認する」といった能動的な関わり方です。この積み重ねによって、「聞こえる感覚」が少しずつ変わってくるでしょう。
最初は難しく感じるかもしれません。ただ、正しい方法で続けていけば、確実に変化は見えてきます。
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リスニング力を伸ばすには、正しい方法を知ることに加えて、それを続けられる環境も大切になります。自分一人で取り組む中で「このやり方で合っているのか分からない」「続け方が分からない」と迷うことも出てくるはず。
ECC国際外語専門学校では、グローバル英語コース(3年制)をはじめ、シャドーイングやディクテーションなどを取り入れながら、4技能をバランスよく伸ばしていくカリキュラムが整っています。リスニングも「感覚」ではなく、「伸ばし方」を理解しながら学べる環境です。
さらに、東南アジアや中南米を中心に、1週間程度で参加できる海外プログラム「グローバルチャレンジ」も用意されています。費用は30〜50万円程度。実際に英語を使う経験を通して、学んだ力を試す機会にもなります。
英語を「聞ける」だけでなく、「使える力」に変えていきたいと感じたら、その環境を選ぶことをおすすめします。
▶ グローバルチャレンジはこちら
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