
TOEIC®テストと聞くと「何点取ればいいのかわからない」と感じることはありませんか。就職に関係があるとは聞くものの、自分にどのくらい必要なのかイメージしにくいものです。
でも実は、TOEICはやみくもに高得点を目指すものではありません。目安を知れば、やるべきことはシンプルになります。
本記事では、平均点や就職で求められるスコアを整理しながら「どこを目指せばいいのか」がはっきり見えるように解説していきます。
1.TOEIC®の平均点はどれくらい?

「自分の英語力って低いのでは?」と感じてしまうと、一歩を踏み出すのは不安になりますよね。だからこそ最初に知っておきたいのが「みんながどのくらいの点数を取っているのか」という基準です。ここが見えるだけで、目標の立て方が変わってきます。
TOEICの平均スコアはおよそ580〜600点前後。このラインは大学生や社会人を含めた全体の平均であり、特別に高い数値ではありません。つまり、600点は一部の人だけが到達できるものではなく、正しく対策すれば十分に目指せる現実的な目標です。
実際、2024年度のTOEIC® Listening & Reading Testの平均スコアは615点。内訳は、社会人が644点、学生が592点という結果でした。
参考:
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
ここで大切なのは、平均=ゴールではないということ。あくまで「今の位置」を知るための目安です。
では、スコアごとに何ができるようになるのか。自分の未来と重ねながら具体的に見ていきましょう
2.TOEICスコア別「できること」の違い
TOEICのスコアは「どのくらい英語が使えるか」を表す目安です。ここを理解しておくと、「自分がどこを目指すべきか」がはっきり見えてきます。なんとなく点数を追うのではなく「できること」で考えることが大切。目標が具体的になると、勉強の方向も自然と定まります。
TOEICの公式資料をもとに、スコアごとの目安を整理すると次の通りです。
2.1 200点前後:サポートがあれば意思疎通できる段階
ゆっくり話してもらえば、簡単な会話は理解できます。言い換えや繰り返しなど、相手の配慮があれば意思疎通ができるレベルです。
2.2 500点前後:身近な内容なら理解できる段階
身近な話題であれば、ゆっくりとした英語で基本的な情報を理解できます。知っている単語やシンプルな文であれば内容を追える状態。自分の意思を伝えるための語彙も少しずつ使えるようになります。
2.3 600点前後:内容の「大枠」がつかめる段階
日常的な場面や簡単な業務内容であれば、大まかな内容を把握できます。すべてを訳さなくても、「何について話しているか」がつかめる状態です。
2.4 700点以上:英語でやり取りができる段階
仕事に関するやり取りでも、多くの場面で内容を理解できます。英語を“読む・聞く”だけでなく、“使う”場面が増えていきます。流暢さには個人差があるものの、意思疎通に大きな支障はありません。
2.5 800点以上:実務レベルで使いこなせる段階
複雑な情報や抽象的な内容でも、正確に理解し対応できます。語彙や文法の理解も安定し、英語を使ったコミュニケーションをスムーズに進められるレベルです。
参考:
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
このように、スコアが上がるにつれて「わかる」から「使える」へと変わっていくのが特徴です。
では、実際に就職ではどのスコアが求められるのでしょうか。次で具体的に見ていきます。
3.就職で評価されるスコアの目安

TOEICを受ける理由として多いのが「就職に活かしたい」という思いではないでしょうか。せっかく取るなら、しっかり将来につながるスコアを目指したいところです。
ここでは、履歴書や仕事で求められる具体的なスコアを整理します。
3.1 履歴書に書けるのは何点から?
ひとつの目安になるのが600点です。このラインを超えると「英語の基礎力がある」として履歴書に書きやすくなります。もちろん500点台でも書くことはできますが、アピールとしては弱め。まずは600点を目安に設定するとよいでしょう。
多くの企業が基準としているのも、このあたりのスコアです。
3.2 英語を使う仕事で求められるスコア
英語を業務で使う職種では、求められるスコア基準も一段階上がります。
目安としては以下の通りです。
・600点:履歴書に書ける基準・基礎英語力あり(一般企業・事務職など)
・700点:業務の中で英語を使えるレベル(海外取引部門・貿易業務)
・800点以上:海外とのやり取りや専門的な内容にも対応(外資系・海外営業・航空)
特にグローバルに関わる仕事では、700点以上がスタートラインになることも珍しくありません。英語を強みにしたい人は、このスコア帯を意識すると将来の方向性が明確になります。
3.3 高得点(800点以上)の価値
800点を超えると、英語力が武器になります。英語を使う仕事に挑戦できるだけでなく、配属やキャリアの選択肢も広がっていきます。
ただし、最初からここを目指す必要はありません。まずは600点、その次に700点と段階的に伸ばしていくことが現実的なルートです。
大切なのは「どこから始めるか」ではなく、「どこを目指すか」。目標が明確になると、学習の迷いも減っていきます。
4.まとめ
TOEICのスコアは、目安を知ることで自分に合った目標が見えてきます。
・平均は約580〜600点
・履歴書の目安は600点以上
・英語を使う仕事なら700〜800点
こうして整理してみると「まずは600点を目指す」というルートが現実的に感じられるのではないでしょうか。スコアはあくまでスタート地点。そこからどう伸ばしていくかで、将来の選択肢は大きく変わっていきます。
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