
街中や観光地で、外国人観光客を見かける機会が増えたと感じていませんか。
実際、日本を訪れる外国人は年々増えており、接客の現場でも英語を使う場面が当たり前になりつつあります。
「英語が話せないと働けないのでは」と不安に感じる一方で、「英語を使う仕事に少し興味がある」と感じる人もいるかもしれません。
そこで気になるのが、どのくらいの英語力が必要なのか、どんな場面で使うのかという点です。本記事では、インバウンド英語の必要性から現場で使えるフレーズ、将来につながる考え方まで順を追って整理していきます。
1.インバウンド増加で「接客×英語」が当たり前に変わっている

ここ数年で、日本の観光は大きく変化しています。2025年の訪日外国人数は約4,268万人と、コロナ前を上回る過去最高を記録しました。さらに政府は、2030年までに6,000万人という目標を掲げています。
出典:
日本政府観光局(JNTO)日本の観光統計データ 訪日外客数
出典:
国土交通省 観光庁 観光立国推進基本計画 令和8年3月
イメージしやすく言うと、観光地だけでなく、街中のカフェやショップでも「外国人のお客様がいるのが当たり前」という状況になってきています。今でもそんな風景を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか?
こうした変化の中で、接客の現場にも大きな影響が出ています。
1.1 訪日外国人の増加で接客現場はどう変わった?
この流れの中で、観光・飲食・販売といったサービス業では、英語対応が日常業務の一部へと変わりつつあります。
飲食店では「この料理に豚肉は入っていますか?」と聞かれたり、ショップでは「免税できますか?」と質問されたりする場面も少なくありません。
こうしたやり取りに英語で対応できるかどうかが、そのまま接客の質につながっていきます。
1.2 英語が通じないことで起きている課題
実際、訪日外国人が旅行中に困ったこととして「スタッフとのコミュニケーション」が上位に挙げられています。
出典:
国土交通省 観光庁 訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査を実施しました
中には言葉が通じないことで注文をあきらめたり、買い物をやめてしまったりするケースも。つまり、英語対応は「あれば便利」ではなく、「ないと機会を逃す可能性がある」スキルに変わってきているのです。
こうした背景から、インバウンド対応ができる人材は、これからの接客業でますます求められていくと考えられます。
2.インバウンド対応に必要な英語は「難しい英語」ではない
「英語で接客」と聞くと、ネイティブのように話さなければいけないと感じるかもしれませんね。ですが現場で求められるのは、難しい表現よりも「シンプルに伝える力」です。
道案内であれば、“Go straight”(まっすぐ進む)や“Turn left”(左に曲がる)といった基本的な表現で十分伝わります。飲食店での注文対応も、“Are you ready to order?”(ご注文はお決まりですか)など、決まったフレーズを使う場面が多くなります。
TOEIC®の目安でいえば、500〜700点程度からでも接客英語はスタート可能とされています。大切なのは、完璧な英語よりも「伝えようとする姿勢」と「よく使う表現に慣れること」。
まずは使える一言から。そこから少しずつ、できることが増えていきます。
3.すぐ使える!観光・接客で役立つ英語フレーズ

実際の接客では、決まった場面で同じようなやり取りが繰り返されます。
ここでは、インバウンド英語としてよく使われるフレーズをシーン別に紹介します。
3.1 お迎え・案内
最初の印象を決める大切な場面です。シンプルで明るい表現がポイント。
Welcome! How can I help you?
(いらっしゃいませ。どのようなご用件ですか)
Please follow me.
(こちらへどうぞ)
3.2 注文・接客
飲食店や販売の現場で頻出するフレーズ。スムーズな対応につながります。
Are you ready to order?
(ご注文はお決まりですか)
This is our most popular dish.
(こちらが一番人気です)
3.3 困ったとき
聞き取れなかったときも、落ち着いて対応することが大切です。
Could you say that again?
(もう一度お願いします)
Let me check.
(確認します)
3.4 トラブル対応
ミスやトラブル時の対応は、印象を大きく左右します。
I’m sorry for the inconvenience.
(ご不便をおかけして申し訳ありません)
We will fix it right away.
(すぐに対応いたします)
こうしたフレーズを身につけておくことで、「英語で対応できるか不安」という気持ちは少しずつ軽くなっていきます。
4.英語ができると、接客の仕事はここまで広がる
「英語が話せるだけで、そんなに変わるの?」と思うかもしれません。任される仕事の内容やチャンスの広がりには、はっきりとした違いが生まれます。
インバウンド英語が使えるようになると、ホテルや空港、観光施設、百貨店、外資系店舗など働ける場所の選択肢が一気に広がります。外国人のお客様への対応を任される機会も増え、「あなたにお願いしたい」と頼られる場面も出てきます。
その結果、同じ接客業でも経験の幅が広がり、評価やキャリアアップにつながるケースも少なくありません。
これからも訪日外国人の増加が続く中で、英語は「できると有利」なスキルから、「求められるスキル」へと変わりつつあります。
今のうちから少しずつ準備を始めることが、将来の選択肢を広げる大きな一歩になります。
5.まとめ
インバウンド英語は、特別な人だけのスキルではありません。シンプルな表現から始め、実際の場面で使いながら身につけていくことができます。
英語を使った接客は、これからますます必要とされる分野。今のうちから少しずつ触れておくことで、将来の仕事の選択肢は大きく広がります。
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インバウンド対応の英語を身につけたいと考えたとき、大切になるのは「実際の接客に近い環境で学ぶこと」です。
ECC国際外語専門学校では、英語の基礎から学びながら、ホテル・観光・接客の現場で求められる実践力まで段階的に身につけることができます。授業では接客シーンを想定したトレーニングも行われ、「わかる」で終わらず「使える」英語へとつなげていきます。
さらに、インターンシップや留学プログラムを通して、実際に英語でコミュニケーションを取る経験も積むことができます。現場に近い環境で学ぶからこそ、「英語で接客するイメージ」が具体的に持てるようになります。
例えば、グローバル英語コース(3年制)では、「話す・聞く」を中心に、自然と英語が使える状態を目指します。加えて、東南アジアや中南米を中心に、1週間程度で参加できる海外プログラム「グローバルチャレンジ」もあります。費用は30〜50万円程度(※為替の影響により変動)。短期間でも、インバウンド対応につながる実践的な英語を体験できる機会です。
「英語で接客してみたい」その気持ちを、将来につながる力に変えていくために。
まずは、自分に合った学び方から見てみませんか。