外資系企業と聞くと「TOEICは高得点が必要」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。たしかにスコアはひとつの目安になりますが、それだけで評価が決まるわけではありません。
ここで注目したいのが、現場で問われるのは、「英語で何ができるか」ということ。特に会議の場では、聞くだけではなく自分の意見を伝える力が欠かせません。
「点数はあるのに話せない」そんなギャップに戸惑う人が多いのも事実です。
本記事では、外資系企業で求められる英語の本質と会議で通用するために必要なスキルを整理しま
1.外資系企業で求められる英語は「TOEICの点数」だけではない

外資系企業で必要な英語のレベルを考えると、まずTOEICの点数を思い浮かべますよね。実際、多くの企業が採用や昇進の基準としてスコアを参考にしています。
IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の調査でも、一般業務では500〜600点台、グローバル業務では600〜800点程度が目安とされています。TOEICは「英語の基礎力」を示す指標として確かに重要なのです。
出典:
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
※企業が社員に期待するTOEIC® Listening & Readingスコアは、新入社員460~640点、海外部門605~805点
ただし、ここで知っておきたいのが「点数=仕事で使える英語」ではないということ。
TOEICはあくまでスタートラインです。
外資系企業では、英語はテストのためのスキルではなく、「仕事を進めるための道具」として使われます。
・海外チームとのミーティング
・英語での資料共有
・意見交換や意思決定
こうした場面では、「読む・聞く」だけでなく、「自分の考えをその場で伝える力」が求められます。
つまり、テストで高得点でも、「会議で一言も話せない」と評価につながりにくいのです。この違いに気づくことが、外資系で通用する英語への第一歩になります。
2.TOEICが高くても通用しない?会議で求められる英語力
TOEICで高得点を取っていても、「会議でうまく話せるか」と聞かれると不安に感じる人も多いかもしれません。実はここに、外資系企業で求められる英語のポイントがあります。
会議では、英語を「理解する」だけでなく、「やり取りする力」が大切。
例えば、自分の意見を伝えること。相手の発言に反応すること。そして、その理由まできちんと説明すること。
「賛成です」と伝えるだけで終わるのではなく、「なぜそう思うのか」「どんなメリットがあるのか」まで言葉にすることで、はじめて意見として伝わります。
IIBCと大学英語教育学会(JACET)の共同研究でも、ビジネスの場で課題になりやすいのは「双方向のコミュニケーション」だとされています。これは、聞くだけではなく、その場でやり取りできることが求められているということ。
出典:
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)/大学英語教育学会(JACET)「ビジネスコミュニケーションのための英語力に関する調査・研究(2024)」
また、外資系の会議では、発言が少ないと「まだ意見を持っていないのかな」と受け取られることもあります。少し勇気は必要ですが、自分の考えを伝えてみることが大切です。
とはいえ、最初から完璧に話せる必要はありません。短い言葉でもいいので、自分の意見を伝えてみる。その積み重ねが、少しずつ自信につながっていきます。
3.外資系で評価される「会議の英語」3つのポイント

では、どのような英語が会議で評価されるのでしょうか。
ポイントは大きく3つに整理できます。
3.1 結論から話す力
外資系では、まず結論を伝えることが基本。
「I think…」と前置きを長くするより、「The best option is A.」のように結論を先に伝える方が伝わりやすくなります。
そのあとに理由を補足する。この順番を意識するだけでも印象は大きく変わります。
3.2 シンプルに伝える力
難しい単語や複雑な文法よりも、わかりやすさが重視されます。
× 難しい表現で長く話す
○ 短く・具体的に伝える
英語は「正確さ」だけでなく「伝達力」が大切な言語。シンプルにまとめる力が、会議では大きな武器になります。
3.3 リアクション力
会議は一方通行ではなく、やり取りの連続です。
I agree.(賛成です)
That makes sense.(納得しました)
Could you explain that again?(もう一度説明してもらえますか)
こうしたリアクションが重要になります。
発言のハードルが高く感じる場合も、まずは短い一言から。参加している姿勢を示すことで、会議への関わり方が変わっていきます。
4.「話せない」を変える現実的なステップ
ここまで読むと、「やっぱり難しそう」と感じるかもしれませんね。ただ、多くの人が同じ段階を通って伸びていきます。
大切なのは、スキルを分けて積み上げること。まず、TOEICなどで基礎力を固める。そのうえで、「話す力」を意識的に伸ばしていきます。
具体的には、次のようなトレーニングが効果的です。
・音読で英語の型を身につける
・瞬間英作文で反応速度を上げる
・ロールプレイで会話の流れに慣れる
そしてもう一つ重要なのが、「実際に使う環境」。
会議形式のトレーニングやディスカッションを経験することで、知識がスキルに変わっていきます。
英語は、理解するだけではなく使ってこそ身につくもの。この視点が将来の差につながります。
5.まとめ
外資系企業で通用する英語は、「TOEICの点数」だけでは測れません。スコアはあくまで土台。その上に「使う力」を積み上げていくことが重要です。
特に会議では、意見を伝えることやシンプルな説明、やり取りに参加するといった力が評価につながります。
最初から完璧である必要はありません。正しいステップで学び、実践を重ねることで、少しずつ自信に変わっていきます。
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外資系企業で通用する英語を身につけたいと考えたとき、大切になるのは「実際に英語で伝える経験」を積むことです。
ECC国際外語専門学校では、英語の基礎を固めながら、ディスカッションやプレゼンテーションを通して「自分の意見を伝える力」を段階的に伸ばしていきます。授業では会議を想定したトレーニングも行われるため、「英語を理解する」だけで終わらず、「英語で発言できる」状態へとつなげていきます。
さらに、留学やインターンシップなど、実際に英語でやり取りする機会も充実。さまざまな価値観の中でコミュニケーションを重ねることで、会議の場でも自分の意見を伝えられる力が身についていきます。
例えば、グローバル英語コース(3年制)では、「話す・聞く」を中心に、英語で考え、英語で発信する力を育てていきます。加えて、1週間程度で参加できる海外プログラム「グローバルチャレンジ」もあります(費用は30〜50万円程度※為替の影響により変動)。短い期間でも、実際に英語で意見を伝える経験ができる環境です。
「英語を話せるようになりたい」で終わらせず、「英語で仕事ができる自分」へ。
その一歩を、具体的な学び方から考えてみませんか。