航空機に搭乗されたお客様に安全で快適な
空の旅をお楽しみいただくためのサービスを提供します。
離着陸時やフライト中の天候悪化の際に、手荷物の収納状況や、シートベルト・座席の確認などを行う。 また、万が一の事態が発生した場合、緊急着陸時の誘導やハイジャック対応も行う。通常のフライト中でも乗客や天候に気を配り、常に機内の安全を保つことが求められる。
乗客への各種案内や、機内食・ドリンクの提供、新聞や雑誌の配布など、機内でのサービス全般を行う。 航空会社・路線・シートのクラスなどにより、提供するサービス内容は異なる。乗客のニーズに合わせ、臨機応変な対応が求められる。
航空会社のオリジナル商品や免税品(国際線のみ)などの販売を行う。LCC(格安航空会社)では、軽食や飲み物など機内食の販売も行う。
天候による大幅な遅れへの対応など、変則的な問題に対処する。その他、発生した急病人への救急措置や、乗客のクレーム対応など様々な業務がある。
1日のスケジュール例(国内線)
出社
制服に着替え、持ち物を準備。その日のフライト情報や業務連絡を確認する。
出発前ブリーフィング
(キャビンアテンダントブリーフィング、その後パイロットとのブリーフィング)
搭乗便のCA全員でサービスや保安に関する打合せを行う。当日の乗務便の高度や速度、天候などについて機長から情報を得る。
飛行機に移動
会社から徒歩やバスで乗務する飛行機に移動する。
出発・機内業務
出発前の機内準備の後、笑顔で乗客を迎え、座席の案内、手荷物収容などをお手伝い。安全を確認して離陸後、安全高度に達しシートベルトサインが消えた後に、所定の機内サービスを行う。
目的地空港着
機内清掃を含め、次のフライトに向けた準備をする。
次のフライト
多い時は、1日4便ほど乗務。定時出発・到着を目指し、迅速に行動する。
最終の空港着・
ホテルにチェックイン
現地ホテルにチェックイン。
CAやGSの応募条件は?
※応募条件や採用判断は企業により異なりますので、内容はあくまでも一般論としてお考え下さい。
語学力
CA・GSには語学力(主に英語)が必須。英検®2級以上・TOEIC®550点以上が目安です。外資系航空会社では、英検®準1級やTOEIC®750点以上を要件にする場合も。実際には、TOEIC®800~900点台の応募者もたくさんいます。また、第二外国語として特定の言語(例:中国語・韓国語など)ができる人を優遇する企業もあります。
身長
CAは保安上の観点から、160cm前後を基準にしている企業がほとんど。国内で小型機やプロペラ機を運航する航空会社であれば、150cm台前半での採用もあるかもしれませんが、身長のハンデを補う要素が必要でしょう。GSは、応募条件で身長・視力の制限はほとんどありません。
学歴
CAは4年制大学卒業者でなければ採用されないと思う方もいますが、日系の航空会社のほぼ全てで、応募資格に「大学」「短大」「専門学校」卒業(卒業見込み)と記載。専門学校の学生も応募が可能です。外資系航空会社の応募資格は高卒から大卒まで、企業によって幅広く設定されています。GSはすべての企業が専門学校の学歴で受験できます。専門学生だけの採用枠を設けているGS企業も多くあります。
その他
接客業であるCAやGSは、一般教養や接遇マナー、個人の感じの良さも採用基準の一つです。写真の提出や、面接に比重を置く選考方法からも、それらを重視している事が窺えます。また、華やかなイメージの業界ですが、実際は体力や気力が必要とされるハードな仕事です。心身ともに健康であること、自ら体調管理ができることも求められます。