• 留学生は
    こちら!
  • オープン
    キャンパス一覧

  • 資料請求

  • 交通
    アクセス

  • お問い合わせ

キャンパスニュース

2026.09.14

留学生

SIC表記の部屋から

グローバルビジネスコースとグローバルホテルコースでは、1年生の夏休みに、SIC(日本語強化プログラム)を行っています。
4日間かけて、日本語の基礎を鍛えるプログラムです。
SICの特徴は、なんといってもサーキット形式。
学生たちは「発音」「アクセント」「拍」「表記」などの部屋を順番に回り、それぞれの部屋で先生から出される課題に挑戦します。
クリアすると、先生からスタンプをもらいます。そして、次の部屋へ。
そう聞くと、ちょっと楽しそうなスタンプラリーですが、実際にやっていることは本格的です。


今回、私が担当したのは「表記」の部屋。

ここでは、漢字やひらがな、カタカナを、正しく、そしてできるだけきれいに書けるように練習しました。
特に学生たちが苦戦していたのが、しんにょうやこざとへん。
このあたりは、書く人の個性が非常によく出ます。
出なくていいところで、個性が出ます。

文字というのは不思議なもので、ほんの少し形が崩れるだけで、急に何か違うものになってしまいます。
私自身も別の言語を現在進行形で勉強しているのでよく分かるのですが、語学はやっぱり最初が大事です。
最初に覚えた間違った形や、自分流のやり方は、それが普通になってしまいます。そうなると、後から直すのはなかなか大変です...。

書き順も同じです。
適当に書いても、もちろん文字は書けます。
ただ、書き順がバラバラになると、どういうわけか文字のバランスも崩れていきます。
昔から「書き順は大事」と言われてきましたが、あれはちゃんと理にかなっていたんだな、と改めて感じました。

学生たちはこの先、就職を目指しています。

履歴書を書く。書類を書く。仕事でメモを書く。

社会に出れば、文字は思っている以上に人の目に触れます。
せっかく内容が素晴らしいのに、「字が汚くて読めないぞ」となってしまったら、もったいない。
きれいな字は、それだけで相手へのちょっとした気遣いにもなります。

だからこそ、学生たちには、できるだけ早いうちに自分の文字の癖に気づいて、少しずつ整えていってほしい‼‼
そんな(暑苦しすぎる?)思いを込めて、一文字一文字、丁寧に指導しました。

指導をしていると、通っていた習字教室の恩師のことも思い出しました。
当時は「なんでこんなに細かく言われるんだろう」と思っていたことが、何十年か経って、まさか自分が学生に同じようなことを言っているとは...。
先生の言葉って、意外と後から効いてくるものですね。

さて、肝心の学生たちですが、練習を重ねるにつれて、少しずつ文字が整ってきました。
最初はちょっと落ち着きのなかった文字たちが、だんだんと行儀よく並び始めます。
その変化を見るのは、教える側としても嬉しいものです。

後期も、この調子で。
きれいな字をこのまま育てていってほしいと思います!


ここで一つ、先生側の事情も告白しておきます。

実は私も、SICが始まる前、「人に字を教えるんだから、自分もちゃんと書けないとまずいのでは?」と、急に不安になりまして、
学生たちが練習するより先に、私もしっかり練習しておりました(笑)
教える人も、教わる人も、基本が大事。SICは、学生だけが鍛えられるプログラムではないようです(笑)