2020.02.12
韓国語
アジア言語コース 第4回 研究発表会
皆さん、アンニョンハセヨ?
アジア言語コース韓国語専攻主任講師のハムキョンミです。
今回は2月1日に実施された第4回アジア言語コース研究発表会についてお伝えします。
恒例行事である研究発表会は韓国で留学をしている間に新しく気づいたことや今まで気になっていたところを帰国後、学生同士で互いに共有し、チームを編成して具体的に研究したいテーマを決め、調査発表する場です。
今年は例年と違って帰国後に大阪マラソンのボランティアや就職説明会などの日程が重なったこともあり、実施時期を少し遅らせ2月に行いました。
このイベントの準備の始まりは6か月前、留学準備でみんな大忙しだった時期に遡ります。
留学出発前、まず学生全員に留学計画書の作成を課し、さらに、留学中、日韓の文化の違いで気づいた点、韓国事情の中で気になった点などをそれぞれ書き出すという課題を与えました。
留学を終え、11月末に帰国するまで、課題を忘れていないかと心配が尽きませんでしたが、とても真面目な4期生達は一人も残らず課題を提出しました。(提出期限の間際になって慌てて出した学生もいましたが、、^^でもそれぐらいは可愛いものです)
その課題の内容をもとにテーマの分野を分け、学生同士でチームを構成してもっと深く調査研究することにしました。
12月初め、チームを構成したばかりの時、チームのメンバー同士の関係はとてもぎこちないものでした。同じチームのメンバーでも、クラスが別々で一度も話したことがないということが少なくなかったからです。
実はこの研究発表会の狙いの一つがまさにこの点でした。
このイベントには、共同作業を通してチームのメンバーとコミュニケーションを取ることで、多様な考え方と出会うこと、相手の立場になって考えること、自分とは違う考えを尊重する姿勢、また意見を調節をするため根気などなど、これらの重要性を学んでほしいという願いが込められています
実際は、その願い通りに互いに協力しながら順調に進むチームもあれば、調査の役割分担や時間を守らない者が出てうまくいかないチーム、また意見調節がうまくいかずチームではなく個人で動くチームなど様々でした。それぞれの大変さを経験し、そして13チームの全員が無事に研究発表会の日を迎えることができました。
「韓国のコーヒー文化」、「軍隊制度」、「韓国と日本の食事マナーの違い」、「韓国の教育事情」、「エコ事情」、「韓国の日本語教育」など多様なテーマを多様な視線で研究、発表してくれました。
韓国人である私たち教員が考えもしなかった部分までとても面白くアプローチして発表してくれました。
準備期間には大変なこともたくさんありましたが、その大変さを経験したからこそ迎えられた研究発表会であることは学生自身が一番わかっていると思います。この発表会を通して一層成熟した自分を発見したに違いないと思います。
当日の開始直前まで台本を見ながら一生懸命セリフを覚える学生たちの姿がとても愛しかったです。
その情熱は皆さんの未来を明るくしてくれるでしょう。
一年後の卒業成果発表会をまた楽しみに待っておきます。。
皆さんお疲れさまでした
最後にこの発表会にあったてプレゼンテーションの手法を伝授してくださった岡本先生、全身全霊で指導してくださったユ先生、朴先生に感謝申し上げます。
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開催日
1月12日(日) 2月8日(土)
開催時間
13:00 ~ 17:00頃(12:30受付開始)