キャンパスニュース

大学編入コース人間科学領域（社会学・心理学専攻）の1年生は「専門演習」で量的調査（アンケート調査）の実習を行っています
講義科目「社会調査」で得た知識を、ここで実践しています。受講生たちは4グループに分かれ、自分たちが持っている関心を「調査テーマ」に結び付け、それを「質問文」という形で具現化し、「調査票」に昇華させました（その間、教員はアドバイスと呼ばれる「チャチャ」を横から入れているだけでした）。12月に関西大学の先生方にご協力いただき調査を実施したところ、120人ほどの学生さんから回答を得ることが出来ました。
年明けから、得られたデータをパソコンに入力し、現在は集計・分析の作業に入っています。ここからは1年生前期の「パソコン演習」で身につけたテクニックを駆使して、レポートの完成を目指すことになります。時間が限られているため、高度なことは出来ませんが、「自分で考え、データを収集し、分析し、表現する」という、社会学・心理学で求められる「研究のプロセス」を体験しています。社会学や心理学では講義で知識や技術を得ることも重要なのですが、それを実際に「体験する」機会を持たないと、正に「机上の空論」に過ぎません。
この体験は、大学に編入した後に大きく役立つのですが、彼ら/彼女らがそのことに気づくのは、まだ先のお話しになります