日本文化を英語で伝えられる自信
5つ星にふさわしいおもてなしを

私の仕事はVIPのお客様へのケアやサービスです。京都にある5つ星のホテルとあって、スイートを利用されるお客様の顔ぶれは豪華。旅程を調べてタクシーを手配する、ウェルカムスイーツ用にお好みの食材を調べるなど、先回りのサービスを心がけています。ほかにも茶室でお抹茶をふるまったり、お部屋の工芸品を紹介したり、ホテルの体験ツアーもお客様との出会いを楽しみながら担っています。なにより世界遺産の二条城に近いこの場所で、お客様に日本の芸術や文化をお伝えできることが私の誇り。着物の着方をほめられると、気分が上がります。ECC国際外語で英語での丁寧な言葉遣いや接客フレーズを教わったことが、接客の自信になっているので、3年間の学びのすべてに感謝したいです。

最上級のサービスで
お客さまの極上の時間を演出

ホテルのロビーが私の仕事場。お越しになるお客さまのご案内全般に携わっています。ゲストルームへのご案内やルームサービスのお届け、電話対応など多彩な業務があるので、さまざまなスキルが求められますが、大切にしているのはお客さまの要望を汲み取り、さらに一歩先の提案を行うこと。特にラグジュアリーホテルでのステイはお客さまの期待値も高まっています。私たちの振る舞いがホテルステイの印象を左右しますから、最高のおもてなしを心がけています。チェックアウト時にお客さまから「ありがとうございました」と声をかけていただけるのは何よりの喜び。何度聞いても励みになりますし、大きなやりがいを感じます。※2022年に取材

たくさんの人と関われることに
大きなやりがいを感じる

経理部アドミニストレーターとして、経理アシスタントと秘書を兼務し、現金の管理や両替機の補充などの経理業務、外国人総支配人の通訳や英語で開催される会議の議事録作成などの秘書業務を行っています。日々、英語を使う職場では、ビジネス英語を駆使したやりとりも少なくありません。日常会話では使わない英単語が出てきたとき、的確に伝えられるよう英語スキルのブラッシュアップは必須です。お客さまの前に立つことはない裏方業務ですが、他部署の方々とコミュニケーションを取る機会が多いのはさまざまな部門を有するラグジュアリーホテルならでは。多くの人との関わりの中で「ありがとう」と言われることが、やりがいです。※2022年に取材

客室に入った瞬間、
幸せを感じていただける空間作りを

ハウスキーピング課のフロアスーパーバイザーとして5階あるフロアのうち、一部の責任者をしています。仕事はゲストが客室に入った瞬間に幸せを感じていただけるよう入念な準備を行なうことです。清掃が行き届いているか、塗装の剥がれなどが起きていないか、など、たくさんのチェックポイントがあります。ゲストがお越しになったとき「わぁー！」と声に出して喜んでいただけた時や、嬉しそうに写真を撮っておられる姿を目にしたときは、涙が出そうになるぐらい嬉しかったです。ハウスキーピング課はゲストと直接お話する機会が少ないポジションですが、ゲストがチェックアウト後のお部屋に感謝のメモを残してくださったり、空間作りを通してお客様とつながっていることを実感する仕事です。

「記憶に残るサービス」の追求に、
終わりはない

現在はレストランでランチ・ディナーのサービスを担当しています。一人ひとりのお客さまによって異なる“最高の時間”を叶えるため、わずかな情報を頼りにスタッフ全員が知恵を出し合い、より良いサービスに挑戦し続けています。一度、グループホテルの別のレストランで接客したお客さまが私のことを覚えていて、声をかけてくださいました。私にも記憶に残るサービスができたのだと、とても嬉しい気持ちになりました。ECC国際外語では“直感的に口に出せる”レベルまで英語力を伸ばすことができ、咄嗟の対応にも役立っています。相手の英語が理解できない際は別の表現で言い換えて確認するといった柔軟な対応力も、ネイティブ講師と雑談するのが日常だったキャンパスで磨くことができました。今後は、他の都市で多様なスタッフと働くのが夢。多様な価値観に触れ、視野を広げておもてなしの“引き出し”を増やしたいです。※2021年に取材

レストランでの心豊かな
「食のひと時」を演出する

レストランのレセプションとして勤務しています。主な業務は、予約・顧客管理、ゲストエスコート、会計など。お客さまと接するのはご予約を承るときや、お席にご案内するときなど非常に限られた時間です。しかしご希望や不安をお持ちのお客さまから事前にご相談いただくこともあり、対応したお客さまが当日、ご用意したお席でくつろがれ、ご提案したお料理に喜んでいただき、笑顔でお食事をされている姿を見ると私も幸せな気持ちになります。ECC国際外語ではホテルでのあらゆるシチュエーションを想定したロールプレイで電話での応対などを学びましたが、どの内容も日々の業務に役立っています。レセプション業務に欠かせないWordやExcelなどのPCスキルも学生生活でしっかり習得できていたので助かりました。今後はレストラン以外の業務にも挑戦し、特別な体験とくつろぎのひと時をお客さまにお届けできる一流のホテリエを目指したいと思っています。※2021年に取材

京都の五つ星ホテルで
心に寄り添うおもてなし

HOTEL THE MITSUI KYOTOは2020年11月に開業し、フォーブズトラベルガイド2022年度版において五つ星を獲得したラグジュアリーホテルです。業務に携わるすべての人が最高峰のおもてなしを目指す場で、料飲部サービスのオープニングスタッフとしてキャリアを重ねられることを喜ばしく思います。ラグジュアリーホテルなのでスマートにホテルステイを堪能するお客さまが多い中で心を配っていることは、お客さまからお声がけいただく前に何を望んでいらっしゃるのかを察知して動くこと。例えば、妊娠中のお客さまがいらっしゃった際は体を冷やさないようにひざ掛けをお渡しするなど受け身ではない自発的な行動が大切です。まだまだ至らない点もあると痛感することもありますが、「同じ失敗は繰り返さない」と反省して、次に活かす日々。お客さまとのリアルな交流で、スキルを磨いています。

開業メンバーとして
ホテルの基礎を作っていく

開業したばかりのアロフト大阪堂島で、フロントデスクのスーパーバイザーとして働いています。お客さまのチェックイン・チェックアウト時の対応はもちろん、客室の割り振りやスタッフトレーニング、フロントメンバーのアシストなど多岐に渡る業務に関われることを魅力に感じています。フロントスタッフの半数は外国人という国際色豊かな職場で、チームメンバーとの結束を深めながら、より良いホテルを創り上げていくことも今の仕事の醍醐味です。コロナの影響で海外からのお客さまが減り、ゲスト対応で英語を使う機会は少なくなりましたが、スタッフとコミュニケーションを取る際は英語です。社内メールも英語なので、英語力はキープできていると感じています。※2022年に取材

授業で、海外インターンで、
仕事で成長し続けて「今」がある。

高校時代に進路を選ぶにあたって、改めて自己分析しました。「人と話すのが好き」「チームで仕事がしたい」「英語を活かしたい」という思いがあったので、ホテル業界なら全て叶うと思いました。ECC国際外語を選んで良かったなと思うのは、とてもレベルの高い学びができたこと。ホテリエとしての考え方、正しい日本語や英語の言葉使い、歩き方や姿勢など、いま後輩を指導する立場としてとても役立っています。入学後は性格も変わりました。元は失敗を恐れて挑戦できないタイプでしたが、同じ目標に向かう同級生たちがいたので「うまくいかなくても、次がんばろう」と前向きに考えられるようになりました。

“日本料理”を通じて非日常の空間を創出する

ホテルの日本料理店で接客サービスやレセプション業務を担当しています。ECC国際外語の在校生時代にラグジュアリーホテルの見学に行ったとき、そのレベルならではの雰囲気とサービススタイルで、ゲスト一人ひとりに応じた接客を行うスタッフの姿に憧れたのが、この仕事を選んだきっかけです。仕事中は着物なので、常に見られているという意識を持ち、佇まいや所作などに気をつけています。入社した頃は、お客さまから質問されても即答できないことばかりで、日本酒や料理のこと、作法、器の種類など覚えることがたくさんあり苦労しましたが、今では器材と配膳係を任されるまでに成長でき、後輩に教える立場になっています。ようやく海外からのお客さまも増え始め、英語を使用する機会も1日に7〜8回と多くなりました。はじめは、海外のお客さまを目の前にすると緊張して話せないこともありましたが、ECC国際外語の「Hotel English」などの授業で習ったことや教材を見返して復習することで、今では外国人ゲストの接客を任せられることが増えてきました。今後はソムリエや利き酒師の資格を取得して、さらなるステップアップを目指します。