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ホテルコース 卒業制作・産学連携プログラム

本物のカフェを
学生だけで
ゼロから運営!?

カフェ・ラポール
体験レポート

(2020年実施例)

学生自らが企画から立ち上げ、実際に期間限定でカフェ運営をしている様子をレポート。
リアルな体験を通して様々な壁にぶつかりながら、
問題を解決していくことで現場で通用する実践力を身につけていきます。

カフェ・ラポールとは

東日本大震災発生時に「僕たちに、何かできることはありませんか?」と当時の学生が発した言葉から本企画は誕生しました。
ホテルコースで学んだ接客技術とホスピタリティ精神を活かし、一般のお客様をお迎えするカフェです。

10代目の活動テーマは 「継(つぐ)」。
2020年は、誰もが予想しない未曾有の事態に直面し、未だ、解決の兆しが見えません。
しかし、私たちは、先代の皆様の大きな想いが詰まったこの活動を、できる限りの力で継続し、この歴史を後輩へ継ぎたい!と考え、
この一文字に、全ての想いを込めました。
今、私たちにできる精一杯のことを努め上げること、そして、10代継ぐこの思いを福島へ送ることを、私たちの使命とし活動してまいりました。

そしてテーマカラーは「紫」です。
私たちの活動は、多くの皆様のご協力・協働により成り立ちます。
協賛企業・団体の皆様、活動開催に向け動いてくださった先生方、先代の先輩、歴代のお客様、10代目を共に担う仲間たち、
そして、私たちをここまで育ててくれた両親へ、この活動を通し、心からの敬意と感謝の気持ちを表現したいと思っています。
私たちの大切な皆さまへの気持ちを、古くから高貴な色として用いられてきた「紫」で表現いたします。

〈協賛企業・団体様〉

株式会社阪急阪神ホテルズ / 大阪市北区役所
大阪市北区社会福祉協議会 / 株式会社ウエシマコーヒーフーズ
株式会社和風空間 / 中崎町近隣飲食店 / 福島市水道局
福島市農産物販販売促進協議会 / 湯のまち 飯坂温泉 グラノーラ工房
会津中央乳業株式会社 / 樅山果樹園 / 福島県
※このプログラム(取り組み)は実施や内容が変更される場合があります。

9月23~24日

配属部署決定

本物のホテルと同じようにスタッフ一人ひとりの配属部署を決定

まずは、学生一人ひとりの役職が決められ、自分の役職名と名前の入った名刺が手渡されます。生まれて初めて手にする名刺に、自分が社会から認められたような喜びと同時に不安も押し寄せてきました。

■カフェ・ラポール各担当部署

  • ・総支配人 ・副支配人
  • ・料飲部 レストラン課
  • ・人事部
  • ・営業部
  • ・営業部 企画広報課
  • ・料飲部 販売課
  • ・経理部
  • ・宿泊部

9月25日

ご挨拶

ラポールの活動を支える協賛企業様にご挨拶

福島県の内堀知事をオンラインで表敬し、活動開始のご挨拶をさせていただきました。ラポールの活動を毎年見守ってくださる方々のお言葉や笑顔に励まされました。

【写真】福島県 内堀知事とのオンラインハイタッチ

10月20〜21日

福島視察

10代目を代表し、総支配人・副総支配人・経理部部長・料飲部販売課マネージャーの4名で福島を訪問しました。東日本大震災から10年が経とうとしている今、被災地の現状を見学し、当時の様子についてお話を伺いました。実際に福島県で目にしたもの・感じたことを仲間と共有し、カフェの営業を通してお客さまへも、被災された方々のお気持ちや現状を届ける役目を担っていると私たちは考えています。

10月〜11月

メニュー作成

10代目の新商品として「ふるふるミルク〜贅沢もも味〜」をメニューに追加しました。こちらは、福島県石川町の大野農園で収穫・加工された桃のジュレが入った容器に、福島県郡山市から取り寄せた「酪王牛乳」を注ぎ、15秒間シェイクしていただく新感覚ドリンクです。また、今年は新型コロナウイルスの感染防止対策措置にて、スイーツの提供はしない予定でした。しかし、毎年カフェ・ラポールの活動にご協力くださる阪急阪神ホテルズ様のご提案で、私たちが手を加えずに提供できる焼き菓子をご用意いただけることに。素敵なスイーツと共にカフェ・ラポールでのお時間を楽しんでいただけることになり、とても嬉しかったです!

自慢のコーヒー、フルーリール・グラノーラ、タルト・タタン

面接会場は本番さながら

スタッフ採用

普段、指導を受ける側の2年生が面接官に。
1年生をスタッフに採用

就職活動を通じて、数多くの面接を受けてきた私たちが、この日は面接する立場に。初めて採用を担当する面接官の気持ちがわかりました。相手の立場になり考えることの大切さを学ぶ、本当に貴重な体験でした。

(写真)面接会場は本番さながら

9月〜11月

PR活動

さくらFMのラジオ番組にお邪魔させていただき、カフェ・ラポールの活動を紹介させていただきました。例年ならば学校のある中崎町の飲食店や地域のイベントにて、福島県の農産物販売のお手伝いやカフェ・ラポールの活動PRを行っていますが、今年は新型コロナウイルス感染予防の観点から思うように活動ができませんでした。その分、カフェ・ラポールの公式SNS(Facebook、Instagram、Twitter)でのPR活動も積極的に行いました。

カフェオープン

12月4日

そしていよいよ!

カフェオープン!

今年はお客様にご協力いただくことも多い中、ついにオープンを迎えたカフェ・ラポール。来てくださった方々に、笑顔になって帰っていただきたいという思いで、とにかく一生懸命でした。また、今年は十分な席数をご用意できないこともありテイクアウトドリンクもご用意。休み時間にコーヒーだけ飲みたい方、お待ちいただくお時間に余裕がないお客さまにはテイクアウトメニューもご提案させていただきました。カフェ・ラポールの隣では「ふくしま銘産品市」も開催し、喜多方ラーメンを始め、福島の銘菓やりんごを販売し、ほぼ完売状態でした!

カフェオープン

カフェオープン

カフェオープン

皆様からお預かりしたお食事代金184,654円は
全額福島県に寄附いたしました

たくさん壁にぶつかった分、より絆が深まったラポール

当初は3日間の営業を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、1日限りで営業を終了することになりました。ご来店を楽しみにして下さっていた皆様、本当に申し訳ございません。しかし、このコロナ禍で、多くの協力・協賛企業の皆様、活動開催に向け動いてくださった先生方、先代の皆様、歴代のお客様、そして、私たちをここまで育ててくださった両親、福島県から私たちのために応援に駆けつけてくださったなすびさん、たくさんの方々のご協力を強く感じ、深く感動いたしました。皆様、本当にありがとうございました。

八代目カフェ・ラポール 総支配人 黒岡 みなもさん

10代目カフェ・ラポール 総支配人
三宅さん

カフェ・ラポール スタッフ一同

2025年4月入学生用