CKTS株式会社
管理部 副部長 岡留様
語学力と接客マインドを身につけた人材を求めています
「思いやりの気持ち」と「積極性」が大切
海外のお客さまが多いエアライン業界では、語学力と接客スキルは欠かせません。体力やコミュニケーション能力も必要になりますが、これらの能力に加えて、私たちが重視するのは思いやりの気持ち。お客さまに対してはもちろん、仲間のことを思いやれる気持ちも非常に大切です。また、接客業務と聞くと、受け身の仕事を想像しがちですが、エアライン業界の接客業務は自らすすんで動ける積極性が求められます。なかなか身につけるのは難しい力ですが、学生時代に福祉施設や地域などでのボランティア活動を経験しておくと非常に効果があります。ECC国際外語の学生さんは、もともとエアライン業界に興味があり、航空貨物などの物流や航空保安などの目に見えない部分も含めて学ばれているので、採用する側としても安心感があります。
ますます人材の需要が増えるエアライン業界
今後、エアライン業界はますますDX化が進んでいきます。関西国際空港でも大規模なリノベーションに伴いチェックインシステムなど人の手を省けるところはオートメーション化に向かっています。しかし、それによって人材が不要になるかというと、そうではありません。今後、訪日者数の増加や物流の増加に対応するために空港自体のキャパシティを広げることが必要になり、そこで働く人材がこれまで以上に求められます。また、どれだけオートメーション化が進んでも、エアライン業界には人が人に行うサービス、コミュニケーション、おもてなしなどの対応や、新たに導入されるシステムを理解し、それをお客さまにご説明・ご提供する人材はますます必要になります。新型コロナウイルスが収束すれば人の移動も一気に増大し、インバウンド需要は回復します。日本は、大阪・関西万博が開催される2025年には訪日者数4,000万人、2030年には6,000万人という目標を掲げていますが、今後、ホスピタリティマインドに加えてシステムの知識・技術を有する人は大変重宝されることでしょう。
「語学」に慣れ親しみ、接客マインドを身につけられる環境は強い
空港にはたくさんの職種があり、グランドスタッフやグランドハンドリングなどの職種をはじめ、物流や保安・警備などバックヤードで働いている人もいます。職種によって、語学は必要ないと思われるかもしれませんが、国際空港で働くうえで語学は絶対に必要です。日本人は外国語に対して苦手意識を持った人が多くいますが、ECC国際外語は英語教育に力を入れいている学校なので、学生の皆さんは英語でコミュニケーションをとることに拒否感がありません。また、英語だけでなく韓国語や中国語など、さらには航空検定や世界遺産検定などの資格に対しても積極的に取り組んでいるように思います。私たちの会社は国際線しか取り扱っていないため、語学に強い人、外国に興味のある人は大歓迎です。コロナ禍によりエアライン業界の人材需要は冷え込んでいるように見えますが、今後の回復期に向け、活躍の場が増えていくと考えています。素晴らしい学びの環境の中で、ぜひ語学力と接客マインドを磨き、エアライン業界をめざしてください。
※2022年取材