韓国・アシアナ航空

韓国を代表する航空会社でのリアルな学び
CA・GS研修

韓国へ渡航し、アシアナ航空の訓練施設でCA（キャビンアテンダント）・GS（グランドスタッフ）体験プログラムを受講。アシアナ流のヘアメイクから機内サービスまで、本格的な施設を使用して指導を受けることができます。
アシアナ航空とは・・・韓国を代表する航空会社の一つ。「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を幾度も受賞し、航空会社ランキングでは5つ星を獲得。高品質のサービスの提供が高く評価されています。

韓国に到着し、まずはアシアナ航空訓練所でのトレーニングがスタートしました。CA希望者とGS希望者の二手に分かれて研修を受講。CA希望者はアシアナ航空CAのユニフォームに着替えて「メイク・ヘアセット」を、GS希望者は「ウォーキング」を学びました。

アシアナメイク・アシアナヘアと呼ばれる言葉がエアライン業界には存在するほど、アシアナ航空には身だしなみのこだわりがあります。特にヘアスタイルに関しては、日系航空会社もこのアシアナスタイルをマニュアルに取り入れています。シンプルにタイトにまとめあげるヘアスタイルはまさにサービスのプロといった印象です。ECC国際外語でも就職活動の際は、このアシアナスタイルを勧めています。

美容大国である韓国のメイクは、徹底的に下地作りにこだわります。下地クリームやコンシーラー、ファンデーション、パウダーなどを丹念にブラシで顔にのせていき、ベースメイクの完成です。アシアナメイクでは色はあまり使いません。オレンジのチークや赤みの強い口紅などが主流の日本の航空会社とは違いますね。アシアナメイクは素肌に見えるよう丹念に下地を作り、眉をしっかりと描くのが特徴です。

メイクやヘアセットでアシアナCAのイメージに一歩近づいたところで、制服を着用しての写真撮影です。なんと本物のアシアナ航空の制服ということで、学生のテンションもMAXに。

ウォーキングでは、まっすぐに立つ姿勢の指導を受け、体の歪みを矯正していきます。その後、ゆっくりと歩を進め、最終的には音楽に合わせて軽快なステップを踏むという流れで訓練が進められました。

翌日、GS希望者は「CPR（cadiopulmonary resuscitaion）心肺蘇生法」を受講。「CPR」はエアライン業界で保安業務を担うすべてのスタッフにとって重要なことの一つです。状況を適切に確認し、迅速に対応する動きや声掛けは、普段から充分にトレーニングを行っていないととっさの状況で素早く動けません。みんな大きな声で真剣に取り組んでいました。

CA希望者対象の「非常救難訓練」では、プールにて緊急着水時の対応方法を学びました。救命胴衣を着用しての泳法や脱出の指示など、学生たちは初めて体験する訓練に緊張しつつ、真剣に臨んでいました。CAたちの訓練の中で最も厳しいのが非常時における対応です。CAになると年に一度の非常訓練は避けて通れません。訓練に落第すると翌日からCAとして乗務できないのです。